なぜ歩くと脳が発達するのか?進化的な理由

 

進化の歴史について話をすると、

 

人間の脳は3つの種類に分けることができます。

 

 

 

 

■第一の脳

 

人間の脳で最初にできたのは、

 

自律神経系と言われる脳です。

 

 

自律神経系の働きは、人間が生きるための機能に

 

特化した脳と言っていいでしょう。

 

 

生命を維持する役割で、心臓や脈拍、呼吸、

 

それぞれの内臓の働きに関わることをコントロールしています。

 

 

一番早くできた脳なので、構造的にも一番奥の

 

内側に位置しています。

 

 

進化上最も昔からある脳なので生きるためにはなくては

 

ならない脳で、逆に言うと生物として生きるだけだったら

 

自立神経系さえあるば生きていけます。

 

 

 

■第二の脳

 

第二の脳は自立神経系の外側にあり、

 

大脳辺縁系と呼ばれる脳です。

 

 

大脳辺縁系は感情をコントロールします。

 

 

好意や敵意、快や不快などの基本的な感情を

 

生み、この脳はいろんな哺乳類に共通している脳です。

 

 

とは言え人間の複雑な感情までは作ることはできず

 

動物的な単純な感情のみの働きです。

 

 

 

■第三の脳

 

最後に進化したのが、大脳辺縁系のもっと外側に

 

ある大脳新皮質です。

 

 

この脳が発達していることが人間の大きな特徴です。

 

 

人間らしい思考と感性をつかさどっています。

 

 

多くの脳トレーニングは、この人間の脳を鍛える

 

効果が多いようです。

 

 

 

 

■根本的な力を発揮するには動物の脳を鍛える

 

脳を鍛えるなら、動物の脳を鍛えるべきです。

 

動物の脳とは前述でいう、第一、第二の脳です。

 

 

脳トレで鍛えることが多い第三の人間の脳を鍛えても

 

小手先のテクニックのようなものであり、

 

本当の意味で脳力の高い頭のいい人にはなれません。

 

 

 

 

頭のいい人というのは、判断力と直観力があり、思考の

 

柔軟性と創造性に優れていて、積極性と好奇心が旺盛な

 

そんな人ではないでしょうか?

 

 

小手先のテクニックでは物知りだったり、論理力は優れていても

 

実際の生活や仕事では、それらの能力を上手く活かすこと

 

のできない頭でっかちにしかなれません。

 

 

 

■脳の進化と二足歩行

 

人間は二足歩行をすることによって、脳の進化を

 

手にすることができました。

 

 

四足歩行の哺乳類だと、脳が背骨に対して横についていて

 

脳が大きくなると頭が重くなって、地面に垂れてしまいます。

 

 

体のバランスが悪く、脳が進化するには四足歩行は限界があります。

 

 

しかし人間は二足歩行することによって、脳が進化して頭が大きくなっても

 

背骨に乗っかっているようになっているので、体全体で脳を支えることが

 

できてます。

 

 

私たち人間の脳は二足歩行をすることで、脳をおよそ

 

3倍にも大きくすることができました。

 

 

現代の我々も歩くことで動物の脳を刺激して、

 

脳のベースとなる根本的な力を引き出し、

 

本当の意味での能力を鍛える事ができるのです。